以前はプラズマ状態を発生させるには真空に近いような低気圧のスペースが必要だと考えられていました。そのために真空に近いスペースを作ることが真空チャンバーを作ると言われ、それだけでも費用が掛かることと、大きな真空チャンバーは作れないということで、大きな制限がありました。
その制限を取り払ったのが真空チャンバーを使わなくてもプラズマを発生させることが出来る大気圧プラズマなのです。真空チャンバーが必要ないということになれば、プラズマを使って大きな対象物に関しても処理が出来るようになります。さらに、場所を選ばずに使えるようになります。大きなフィルムや金属板の表面処理が出来るようになったのも大気中でプラズマが発生出来ることが大きな理由です。
次は低温プラズマについてですが、プラズマは電子と中性子・陽子が発生すると書いてきましたが、その中で電子だけが高温になり他の中性子や陽子は温度が上がることはありません。これによって熱に弱いものでもプラズマの処理が可能になります。温度に弱い樹脂フィルムの表面処理が出来たり、人間の身体に直接当てても暑さを感じることはありません。
このように、プラズマが大気中で発生出来るようになり、しかもそのプラズマが低温であるということが一気に利用範囲を広げている大きな理由になります。樹脂フィルム、人体、植物にも使えるようになったことが、プラズマの新たな効果発見に大きく寄与しているのは間違いがないことです。

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