それでは、プラズマが利用されている細かな例を説明していくことにします。ニオイの代表格として挙げられるのがアンモニアです。上の図のような構造になっています。化学式はNH3 窒素1個に水素が3個くっついた形になっています。こういう分子構造になると、あの鼻につんと来るニオイを発生するようになります。
例えば、アンモニアだけで出来たガスの中でプラズマを稼働させるとどうでしょうか。今まで書いてきたように初めに窒素と水素に分解します。さらに、窒素と水素の電子・陽子・中性子に分割してしまいます。こうなるとニオイを発生する物質は存在していないのだから、当然のようにニオイは消えてしまいます。
それでは普通の大気の中にアンモニアの分子が浮遊している状態ではどうなるでしょうか。当然一部のアンモニア分子はプラズマ発生の材料になってしまい電子と陽子そして中性子に分解されます。問題は空間を漂っているアンモニア分子です。大気の多くは窒素と酸素で出来上がっていますから窒素と酸素がプラズマで分解されて窒素と酸素の電子・陽子・中性子になって存在しています。しかもそれぞれが高いエネルギーをもって光の速さに匹敵するような速度で動いています。ここで発生するのが、アンモニア分子との衝突です。まさに宇宙の中で星同士が衝突するようなものです。電子や陽子・中性子が衝突したアンモニア分子は分子が分解したり、内部の電子が外に飛ぶ出したりします。前段で書いてきましたが衝突して壊れてしまった分子にはもうニオイを発生する能力はありません。こうして、大気中で宇宙で星同士が衝突するようなメカニズムが発生しているのです。さらに、車の多重衝突を例に挙げましたが、アンモニアから飛び出した電子や陽子・中性子がさらに衝突を繰り返すというメカニズムが発生します。
このように、アンモニアガスはそれ自身がプラズマによって分解される。あるいは電子や陽子・中性子の衝突によって分解されるという過程によって分解されて行きます。どちらの過程を経るにしてもNH3というアンモニアの分子はNとHに分解され、さらに電子や陽子・中性子に分解されて行きます。このようにしてニオイを発生する分子をバラバラにしていきます。しかも、後には何も残りません。これがプラズマが完全にニオイを消すというメカニズムなのです。
他のニオイを発生する物質もプラズマに状態が発生している領域に入ると同じ工程を経てニオイのない物質に変化していきます。まさに「ニオイの元を断つ」ということになります。
弊社のプラズマ発生器をご利用のお客様から、本当の無臭というのはこういう意味だったのかと驚かれるほどのニオイのない世界をプラズマの力で作り出せます。

0 件のコメント:
コメントを投稿